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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

かある

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かある

返るという意味である。

「忘れかある」(忘れ返る)・「うらっかある」(裏返る)・「ふんぞりかある」(ふんぞりかえる)・「板んかある」(板が反り返る)というように使う。

例文

「あいたた」

「どうしたよう。」

「こぐらがかあった。」

「だいじょうぶけ?普段運動しとらんもんで、そをなるだに。」

「・・・・・・・・。」

「食っちゃ寝えばっかだで、そをなるだって。ねえ聞いてる?。」

「そんなこたあええで、・・・・・。」

「食うにしたってきちっと栄養のバランスも考えんとかんだに。」

「はあ分かったで、助けてくりょお。」

「こういう時に言っとかんと普段聞きゃせんで言わしてもらうけどねえ。」

「後に・・・せろ・・やあ・・・・。」

「あっそ。ところであんたさぁあっ、あんたくついたも裏があってるけど・・・

ね!これってファッション?」

「・・・・おんしゃ、・・もしかして人ん不幸愉しんでる?」

「あ、判る?やっぱ。」

「ざけんじゃねえぞ、直ったらぶっさぐってやる。」

「それが助けえ求める人ん言う言葉けえ。」

音声はこちら

こぐらがかあった(足がつった)人をもてあそんで楽しんでる人と、それどころじゃない人の会話。

発音は「かある」ではなく「かーる」と書けば判り易いだろうか。

注釈として、「くついた」は(靴下)、「人ん不幸・人ん言う」は(人の不幸・人の言う)と言う意味で(~の)は「~ん」になる事が多く「人ん家・よそん家・ぼくんち」と言う使い方と同じである。

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