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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

かがぬける

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1. 気と香

「かがぬける」が標準語だと思っていたら「きがぬける」が一般的な使われ方だと最近テレビでしりました。でも「香がぬける」のほうが静岡県にはぴったりあてはまる。やっぱり「わさび」や「茶」の香りには敏感な県ですから。もっとも「気」を「け」というのがもっとも古い言い方のようですね。今でも福井県で使われているらしい。そういえば福井には「気比神宮」がありましたね。

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かがぬける

使いどころは
ジュースとかの炭酸が飛ぶ
わさびとかの辛みが飛ぶ
とかいったもの
共通語かと思っていたがそうでもないらしい。

「かがぬける」の「か」とはなんぞやとなると(あくまで邪推だが)
炭酸が飛ぶとしたら「気化」ということで「気」と思え
辛みが飛ぶとしたら「香」と思える。

例文1
「今帰ったにい。」
  (今戻ったよ。)

「おかえりい。ソーダだいといたで飲みない。」
  (お帰り。ソーダ出しておいたから飲みなよ。)

「ありがと・・・ってこれなによを、かがぬけてるじゃんか。」
  (ありがとう・・・ってなにこれ、炭酸抜けてるじゃない。)

「まあちっと早く帰ってくると思って気い利かしてだいといだもんでえ。早過ぎたかいやあ。」
  (もう少し早く帰ってくるかと思って気を利かして出しといたんだけど。早過ぎたかなあ。)


例文2
「この寿司なんかかがぬけてるだかしらんがいまいちだのえ。」
  (このお寿司なんとなく辛みが飛んでるみたいでいまひとつな味だなあ。)

「それわさび抜きしたお子様用の奴だにい。」
  (それわさび抜きしたお子様用のお寿司だよ。)

音声はこちら

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1. 気と香

「かがぬける」が標準語だと思っていたら「きがぬける」が一般的な使われ方だと最近テレビでしりました。でも「香がぬける」のほうが静岡県にはぴったりあてはまる。やっぱり「わさび」や「茶」の香りには敏感な県ですから。もっとも「気」を「け」というのがもっとも古い言い方のようですね。今でも福井県で使われているらしい。そういえば福井には「気比神宮」がありましたね。

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