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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

こぐらかあった

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こぐらかあった

「こぐらかあった」(足がつった)・「こぐらがえり」(足の痙攣)

という使い方をする。

共通語だと辞書で「こむら」(腓)・ふくらはぎの意、老人語と記載されている。

おそらくは「こむら」が「こぐら」に変形したものであろう。だとすると厳密にはふくらはぎの痙攣を指すことになる。しかしながら誤った使い方になるのかどうかはさておき、場合によっては足の指とか腿(もも)辺りがつっても「こぐらかあった」と言う場合もある。
さすがに背中がつったのに「こぐら」を使うことはしない。

「こぐらがえり」足がつったというひとつの言葉として使われていて、ふくらはぎのことを「こぐら」と呼んでる使い方はしていない。

例文

「なにぃ?あいつえらいへこんでるけどなにんあったよお。」

  (どうしたんだ?あいつとてもへこんでるけど何かあったの?)

「きんのうあいつ水泳大会でいいとこまでいっただにな。決勝でええとこでこぐらかあってどべんなっただよ。」

  (あいつ昨日さあ。水泳大会でいいところまでいってたんだけどね。決勝でここからって時に足がつってそれでビリになったんだ。)

「そりゃまあたついてんねえ。」

  (それはまたついてないねえ。)

「大会自体は本番じゃないようなもんだで別にとんじゃかないだけど。彼女にかっこええとこみせすかと意気込んでた分落ち込んでるだよ。」

  (大会自体は本番じゃあないようなもんだから特にどうのこうのじゃないんだけど。彼女に格好いいとこ見せようと意気込んでた分落ち込んでるんだ。)

「なんだやぁ、同情して損こいた。」

  (なんだよそれ。同情して損した。)

例文音声はこちら

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