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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

こんだ・こんで

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こんだ・こんで

ことだ・ことでが訛ったもの。「と」が「ん」に変わっただけのことである。

ただし「こんだ」には「今度は」という使い方もあり、「こんで」には「来ないので」という使い方とかがあるので混同しないように注意が必要である。

ご苦労なこんで・奇特なこんで・迷惑なこんだ・余計なこんだ

関東とかでは「こって」という表現になるのだろうか。

広範囲に広がる言葉なので遠州弁ということでは特にないのだが、他の地域よりも頻繁に使われる表現であると思われる。

例文1

「それっぱかなこんでいちいち大声だして呼ぶなやー。」

  (それくらいのことでいちいち大声出して呼ぶんじゃない。)

「~なことだよな」と言う場合には「~でえの・~なこんだの」とかが使われる。

例文2

A「・・・・・・・だっただよー。」

  (・・・・ということだったんだよ。)

B「そりゃまた大変なこんでえの。」

  (それはまた大変なことだよね。)

C「こんだなによおなにしたよお。」

  (今度は一体なにやらかしたの。)

例文3

「大切なこんだでよお聞きなよ。」

  (大切な事だからようく聞きなよ。)

「なによお大切なこんて。」

  (大切な事って?)

「明日は雨だで傘忘れんよーにね。」

「それんどこん大切よお。迎えんきてくれりゃあ済むこんじゃんか。」

  (それの何処が大切なの?迎えに来てくれれば済む事じゃないの。)

「迎ええ行くのがめんどいのっ。だで幾ら待っても誰もこんで。ね。」

  (迎えに行くのが面倒なのっ。だから幾ら待っても誰も来ないからね。)

「ああそおけえ。」

  (ああそうかい。)

例文音声はこちら

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