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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

こんだ

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こんだ

今度はと言う意味。いまひとつは「(~という)ことだ」という意味。もちろん読みが同じなだけで言葉はまったくの別物。

例文1

「こないだの一発芸笑わかしてくれたじゃん。ふんでこんだなにやるでえ。」

  (この間の一発芸笑っちゃったよ。それで今度はなにやるの。)

「こんだあれでえって言ったら詰まらんらあ。」

  (今度はねえって言っちゃったらつまらないでしょうに。)

「ま、そりゃそうだ。」

例文2(あくまで強引な作り話です)

「やあどうゆうこんだあ。説明しとくりょお。」

  (おいどういうことなんだ。説明してくれ。)

「だでさっきからゆってるじゃんかあなんべんいわしゃあ気い済むだあ。」

  (だからさっきから言ってるでしょうに。何度言えば分かるんだよ。)

「なにや?こんだ逆切れか?」

  (なんだ今度は逆切れかあ?)

「だもんでえ。うちは確かにぃ○○でここは上島。だけどぉおたくが言ってるは◎◎でえ浜北のほうの上島。」

「そういうこんか。」

「そういうこんだ。」

「でも同じ商売屋だら?やってくれたっていいじゃんか。」

「だからあ。うちでやると金とるにい。そんでもええのっつってるじゃん。」

「なんでだあ、まだ保障期間中だぞお。」

「はあもう何度言わしゃあ気い済むよお。店屋ん違うっつってるじゃん。」

「なんでだ、おんなしもん売ってるだら?元んおなしなら一緒だら?」

「ほいじゃなにかあんた。服ん穴あいてたっつって近くの別の店で文句ゆうだか?」

「服じゃありもしんに。」

「製造元おなしの売ってるからっつって一緒じゃないの。服と一緒。」

「どうせメーカーに修理だすだらあ。ここからやったっていいじゃんかあ。」

「電化製品じゃないだでこういうのは自分とこで普通直すの。保障してるのは◎◎っちゅう店。だもんでえそっち行ってってゆってるじゃんさっきからあ。」

「たらいまわしする気か。めんどうな客にはよお。」

「たらいまわしって、おなし店じゃないっつってるじゃんさっきから。ホント何度ゆやあ分かるよお。」

「いいでやれやあ。」

「なにがいいで。うちで直すと金とるにい。それでええなら預かるけど。」

「なんでだあ、まだ保障期間中だぞお。」

「だからあ!・・・・・・」

かくして半日潰れる作業が延々と続くのであった。

例文音声はこちら


例文の作り手としては妥協することなく追い返して欲しいと願うものである。たとえ捨て台詞を吐かれようとも。でもサービス業の発達してるとこだと明日に繋がる潜在的客として利便を図ることを善しとするんだろうなあ多分。

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