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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

じゅる柿

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じゅる柿

「大層熟れてる柿」と言っている。まあ共通語だろうな。ネットで検索すると結構の数ヒットしてるし。

ちなみに辞書には載っていなかったので俗語ということになるのであろうか。遠州でも使われる言葉であろうということで記載。

遠州弁からした印象でいうと、おおよそ食べ頃(完熟)というよりも触るとぐちゃっとした感覚に感じる程度の熟してるみたいな印象を持ち、正直食す時期を逸した柿と言ったイメージになるのは気のせいか。

「ぬかるんだ道」を「じゅるい道」とか「柔らかい野糞」を「じゅるい野糞」とか言うようにそんな歓迎する状況を表わすような表現では使われない「じゅるい」(ぬかるむ)という遠州弁がある。

その系統で使われる「じゅる柿」という言い方に感じられるので美味しそうではないという印象はあながち間違いではない気がするのだが。

共通語的には「じゅるじゅる」という表現からきているのであろうから遠州人のイメージとは異なるものかもしれない。

味の好みは人それぞれでこれがいいという人もいるのであるが、遠州弁の論法でいくと「じゅるい」という感覚と捉えられ美味しそうに思えない印象が湧くということである。

柿以外でも使われるかという点については、トマトを「じゅるトマト」とか桃を「じゅる桃」と言うかというと正直耳にしたことがないのであるが「じゅるいトマト」とかなら聞いても違和感はないところである。

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