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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

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「お見舞い行ってこすかな」(お見舞いに行って来ようかな・行こうかな)

つまり「こすかな」~してこようかな・~しようかなという意味合いの表現。

「よう」が「す」になるという言い方。

こういった表現は「来る」に限らず「やろうかな」とかを「やらすかな」・「しようかな」を「せすかな」とかいった風にして使われる。そんな中で「来よう」を「こす」というのが一番方言チックかなと思い記載。遠州弁かどうかは定かではない。

ニュアンス的には「伺う」とかいったしゃちほこばったものはなく安易・気軽な感覚である。感覚的には二通り解釈できて、行かなくちゃといった義務的なものではなく行かなきゃ行かなくとも左程どうって事ないみたいなある程度気分的な印象を受ける。というものと、自発的にやるぞいう宣言みたいな印象を受ける場合の二通りがある。

こういった表現の否定形は「ある」だと「あらすかや」・「する」なら「せすかや」とかになる。
「こすかや」となると「来るわけない」となる。

例文

「なんか味ん薄いなあ。塩入れてみすかな。」

  (なんか味が薄いなあ。塩を足してみようかな。)

「あれ、こんだからくなっちゃったよ。砂糖入れすかな。」

  (あれ?今度はしょっぱくなっちゃったよ。砂糖入れてみよう。)

「あんたねえちゃんと食べれるもん作ってくれるだらねえ。」

  (ねえ、ちゃんと食べられるもの作ってくれるんでしょうねえ。)

「駄目だったら味付け調味料買ってこすでなんとかなるらあ。」
   
   (上手くいかなかったら味付け調味料買ってくるからなんとかなるだろ。)

例文音声はこちら

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