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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

だのえ

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だのえ

「そうだのえ」。ニュアンスを訳すのに難しいところだが兎に角大雑把に訳せば「そうだもっともだ」と言っている。

「だ」+「のえ」という事であり、ネットの辞書を調べると「のえ・のへ」上代東国語「なへ」の転とイマイチ訳の分からない事が書かれていた。もうひとつは「のえ」奥豊後の方言で同等もしくは目下相手に同意を求める際に使われると書かれてあった。

これが遠州弁だとは思っていないが日常会話の中でたまに聞くので、まあここいら辺でも使ったりなんかするよということで記載。

「そうだよね」というのとは少し違って同意の要素がより強いので

「そうだそうだ」とか「もっともだ」といった感じの方が近いのかもしれない。

「だのえ」よりも「だの」の方が遠州ではよく耳にする言い回しではある。

「だのい」という言い方もあるのだがこれは「だのし」と同じで遠州での言葉とは距離がある気がする。

「だ」を抜いて「のえ」とかいう言い方をするかといえば「雪の白雪ゃの~え」くらいしか思いつかないけれど使っていそうな気はする。
が、聞いたことは実際には無い。

例文

「明日雨降りそうみたいだで予定変えまいや。」

「そうだのえ。でもあれだらあ?はあ予約入れてあるだら?」

「つったって雨ん濡れてまで○○はしたかないらあ。」

「そりゃそうだん。なんかもったない気がしんでもないじゃん。」

「雨でもやりたい衆らいるだで。しんちゃんらに呉れてやって恩売っとくだあれ。」

「あいつらならやりかねんなあ雨でも。でもどんな恩売れるよを。」

「判らん。呉れてみんと。」

「案外とんじゃかなかったりして。」

   (全然恩には感じなかったりして。)

例文音声はこちら

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