遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁的言い回し
「えがむ」と「いがむ」
これはどう違うのかという勘繰り。
あくまで非実用的な勘繰りであって正しい事(実用的な事)を述べてる保証は無いのであしからず。
「えがむ」と「いがむ」
どちらも「歪む」(ゆがむ)と言っているものである。
ではこの二つに違い及び使い分けといったものは存在するのかどうか。(実際の所は違いなどは無いと思えるが、こじつけに近い感じで勘繰ってみる。)
「えがむ」
故意(人為的)に歪んだというものではなく、自然とというか劣化というか。元からそうなってるというのもあろうか。
「最初っからえがんでる。」とは言うが「最初っからいがんでる。」とはあまり言わない。
「いがむ」
多少なりとも人為的感が増す感じがする。使い過ぎとか無理矢理なせいでとかいった。
「歪ませる」という場合には「えがませる」だと盆栽の幹のようにそうなるように仕向ける感じになり、「いがませる」だと無理矢理力を加えて変形させるみたいな感じと映る。
例を挙げてみる
「列が歪んでる。」
「列がえがんでる。」とすると誰かがわざととかいったものではなくて自然(普通)に並ばせたらこうなったみたいな。
「列がいがんでる。」とするときちんと整列しようという気が感じられない反抗的(もしくは無気力)だといったような印象を持ってるように感じられる。
理由がはっきりしないけどそうなってるだと「えがんでる」
何々のせいというのが解かってるような場合だと「いがんでる」
といった違いもありそうな気がするところでもある。
蛇足だが、「性格が歪んでる」というのを「性格いがんでる」とか「性格えがんでる」とは言わない。「性格ひん曲がってる」とか「性格ねぐさってる」(根腐ってる)とか言う。まあ、「ひんまがる」は「ねじ曲がる」の俗表現で特に方言と言えるものではなかろうが。