遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁的言い回し
「えらい」と「しんどい」
このニュアンスの違いを勘繰ってみる。
あくまで勘繰りであるのであしからず。
例えば「今日はえらい。」と「今日はしんどい。」という場合。
単純すぎるが故に取り様はいくつか考えられる。
ひとつ目は、理由(原因)の違い。
「えらい」だと「いつもならどうってことないけど今体調不十分で今日乗り越えれるか不安だ。」などといった大変になる理由は自分にあるといった感じ。
「しんどい」だと「いつも通りで体調は万全だけどそれでも今日は大変な日だ。」とかいった大変になる理由は今日の予定にあるといった感じ。
したがって
「えらいで運転出来ん。」は「具合が悪いので運転が出来ない。」で有りだが
「しんどいで運転出来ん。」だけだと「運転は疲れるからしない。」と言ってる風に聞こえたりもして、なんて甘えた事ぬかしやがると反発をくらう。(「えらい」と同じ意味にしたいのなら「体がしんどいもんで運転出来ん。」とか省かず言わなければならない。)
ふたつ目は、心持ちの違い。
「えらい」だと大変だけど心は萎えていないと聞こえる。まだがんばれるけどという勢い。
「しんどい」だと大変で心が折れそうだと聞こえる。もう駄目だといった泣きが入ってるように聞こえなくもない。
みっつ目は、程度の違い。
「えらい」は「難儀」で「しんどい」は「辛い」
「えらそう」・「しんどそう」にすればより分かり易いか。
「歩くのもえらそう。」は「歩くのも大変そう。」
「歩くのもしんどそう」は「歩くのも辛そう」
よっつ目は、大分こじつけに近いものであるが
「えらい」だともうすでに体調・調子が下降気味ととれる。
「しんどい」だとこれから(または。このままだと)下降線を辿りそうだととれる。許容量を超えてると訴えてるともとれる。
「えらい」は現在「しんどい」は予測というかこの先といった感じであろうか。
以上4つほど勘繰ってみたが一貫性がなく、ん~微妙。