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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

「きい」と「いきい」

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「きい」と「いきい」

遠州弁的言い回し

「きい」と「いきい」

例えば

「ゆっくりしてきい」だと「ゆっくりしてきなさいな」

「ゆっくりしていきい」では「ゆっくりしていきなよ」

今から温泉旅行に行く人に楽しんでと声を掛けるなら

「湯うつかってのんびりしてきい。」

温泉を所有してる人がようこそという意味合いで声を掛けるなら

「湯うつかってのんびりしていきい。」

つまり、共通語での「きなさい」と「いきなさい」の違いと同じというものであるが案外混同しやすいところがあるようだ。「いきい」は「いってこい」ではないという事。

これに「き」という「い」抜きも混ざるとよりややこしくなる。

「ゆっくりしてき」は「ゆっくりしてきな」で送り出す側及び迎え入れる側の発言という両方の意味使いとなる。

ちなみに「ゆっくりしていき」という言い方はしない。

で、これに「こ」という言い方も加えると

「ゆっくりしてこ」で「ゆっくりしてこい」

「ゆっくりしてこう」は「ゆっくりしてしておいで」

となる。「こ」を使うと「き」よりも命令(指示)口調の勢いが増す。

で、で、これに駿河方面の言い回し「ご」・「ごう」を追加すると

「ゆっくりしてご」

「ゆっくりしてごう」

という事になる。細かいニュアンスは駿河人ではないのでよく知らないがおそらくは「き」・「きい」と同じものかと推測してる。というか自分のようなよそ者からすると英語の「Go」とニュアンス的には似てるよなあと思えなくもない。

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