遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁的言い回し
「じゃあじゃあ」と「だあだあ」の違い。
「じゃあじゃあ」が共通語で、水(液体)に関する言い回しであると仮定しての話しであるが。
*状態の違い
「水がじゃあじゃあ洩れる。」だと勢いよく洩れ出てるという意味ととれる。
大量という事であり、なんとか止めないとという意識が感じられる。
「水がだあだあに洩れる。」では止めようがないくらい(制御不能)に洩れてるととれる。
どうしようもないという事であり、お手上げ(諦め)の意識が感じられる。
従って使いどころに於いて「水をじゃあじゃあ出しっ放しでもったない。」というのを「水だあだあに出しっ放しでホントもったない。」という使い方はしないのである。「だあだあ」では調節や止めようがないのだから出しっ放しは致し方ないからである。
ただし「だあだあ」が出しっ放しにしてる人間の限りないズボラに対してというもので「だあだあに水とか出しっ放しでホントもったない。」というものであれば有りである。
*対象物の違い
「じゃあじゃあ」は水に関する事に対してのみというものであるが、「だあだあ」は大量過ぎて制御不能というものであれば大抵の事において使われるというものである。
「しっちゃかめっちゃかではあだあだあ。」
(しっちゃかめっちゃかでもうお手上げ。)
「だあだあに散らかってるもんでまともに歩けやせん。」
基本「だあだあ」には「うんざり」を含んでいるものである。喜ばしい事に使われる事は普通無い。
*勢いの違い
「じゃあじゃあ」の勢いは強目という印象を受けるが、「だあだあ」はとめどなく(次から次へと)という意味使いもしたりするものでたとえじわじわであっても止められないというものになら使われるので必ずしも強いとは限らない。
「だあだあに客ん来てるもんで商品足りんぞこれじゃ。」
*その他(これは冗談です)
「じゃあじゃあ麺」という食べ物は有るが「だあだあ麺」という食べ物は無い。
屁理屈かませば「だあだあ」の次から次へと際限なくという意味使いを駆使して「わんこそば」を「だあだあそば」と遠州流に改名できなくもない。まあ遠州ならではということなら餃子で「だあだあ餃子」とかいう餃子食い放題の品が考え付くところであるが。如何せん「だあだあ」にはうんざりという勢いが付随してるのでちょっとどころか大分料理名には向かないであろうな。