遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁的言い回し
「どちらかる」と「とっちらかる」
同じ「ちらかる」でも意味は全く違う
「とっちらかる」は共通語であろうが「どちらかる」は遠州弁だろうな多分。
遠州弁での感覚としてであるので他所の地域にあてはまるものではないやもしれぬのでその点はご注意を。
「どちらかる」は「度」+「散らかる」で度を超えて散らかると言っている。
「とっちらかる」は大層散らかるという意味使いと、支離滅裂といったもので例えば頭(思考)が整理不能とかいう意味使いと二種類の意味使いがある。
ゴミ箱につまづいて中のゴミが飛び出て部屋中に散乱した様なら「どちらかる」。その様子にどうしていいやらあたふたするのが「とっちらかる」。
次から次へと書類が回ってきてあれよあれよというまに机が雑然となったというのなら「とっちらかる」。
掃除(整理)しなくて机の上が雑然というのなら「どちらかる」。
ちなみに「どちらかす」という言い方は普通せず「ばかちらかす」と発すのが日常。
「ちらける」も「どちらける」ではなく「ばかちらける」。
といったように、意思を持って散らかす場合には「ど」ではなく「ばか」を用いるという傾向があろうか。言い方を変えれば「積もる」場合は「ど」で「積ます」場合は「ばか」。
あくまで傾向であって「どちらかした」とかだと「あの野郎どちらかいてけつかりゃがった。」とかいう言い方で十分日常で有り得るものである。