遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁的言い回し
「ぬるまっこい」
「ぬるい」は共通語であるが「ぬるまっこい」となるとなんか方言っぽくなる。
注、読み返したらいつも以上に散漫で要旨不明な記事になってしまったが、ま、黄金週間ということで。ってなんだそれ、いい訳んなってないら。
(私らんとこはあまり使わない言い回しで、強いて言うとしたなら「ぬるっこい」であるが)
「ぬるい」(温い)+「~っこい」=「ぬるまっこい」
「ひや」(冷や)+「~っこい」=「ひゃっこい」の反対語的な言い回しであろうかとなるとそうでもなく
「~っこい」は共通語に直すなら「~っぽい」。かというとそうでもなさそう
「ひゃっこい」は「なんとなく冷たい」ということではなく「ああ冷た」といった「冷たく感じる」ということを伝えているものである。
「ぬるまっこい」もそうなのかというとこちらは「なんとなくぬるい」というもので「ぬるい」と感じた事を伝える表現では無いような気がするがはたして如何に。
つまり、「ぬるまっこい」の「っこい」は「~っぽい」という意味だが「ひゃっこい」の「っこい」は「感じる」という意味使いでちょっと違うと思われる。
話し変わって
「ぬるい」は適温でない事を指しているのだが、熱くなければならないものが低い状態・冷たくなければならないものが高い状態どちらにも使う。どちらも好からぬ状態というもので、「ひゃっこい」は心地いい気持ちいいという気分の際にも使われるところが違いといえば違う点であろうか。「ぬるい」を使って気持ちが好いという言い回しはひねっていない限りは無い。
ところで「ぬるい」(温い)+「~っこい」=「ぬるまっこい」だと「ぬるま」の「ま」が抜けてるじゃないかとツッコミを受けるであろうが
「ま」は「ぬるま湯」での「ま」であろうな。ちなみにネット辞書によると「微温湯」と書くそうな。
やることが緩慢だみたいな「なにぬるい事やってるんだ。」とかでの「ぬるい」は「緩い」(例えば手緩い)であって「温い」とは別物であろう。
脱線するが「緩い」という言い方に似たような言い方で「まだるっこしい」というのがある。正しくは「まどろっこしい」であろうか。「まどろい」と云う言葉は辞書にあるが日常使うとしたら「まどろっこしい」の方であろうな。「まどろい」だと「惑ろい」とかと勘違いしそうだし。
「まだるい」はネット辞書によると「間怠い」と書くそうな。「まどろい」の方は漢字でどう書くか記載がなかったけど意味は同じだから「まどろい」も「間怠い」と書くのであろうか。
元に戻って、「ぬるまっこい」。
発っせられればなんとなく意味は通るが普段使う言い回しではない。「ぬるい」に「~っこい」(~っぽい)をあえて付けるよりか「なんかぬるい」・「いまいちぬるい」などと発する方が日常な気がする。