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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

「やらまい」と「やりまい」 その2

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「やらまい」と「やりまい」 その2

遠州弁的言い回し

「やらまい」と「やりまい」

補足記事

以前記事にした使い分け以外にも思いついたものがあったので補足として記載。

「やらまい」は「さあ始めようか」といった今すぐに行動という具体的に何をするのかはっきりしてる事に対する促しで使われる事が多いのものであるが

「やりまい」は例えば「こういうのできたらいいよね。だからやろうよ」といったようなまだ何も具体性が定まっていないような事の勧誘の際に駆使されることが多いといった趣の違いがある。

あくまで傾向のお話しであって、もちろん後者での勧誘に於いても「やらまい」が使われることはあるし前者の促しにおいても「やりまい」が使われることもあるのであくまで傾向というものにすぎないが。ただし要請度は「やらまい」を使うと「やりまい」よりも下がり「やろうよ」ではなく「やらない?」といった言い方に近くなる。

蛇足だが「やらまいか」となると促しというよりも要請に近いものとなる。「まいか」になると「やりまいか」としても伺いを立てているという勢いである。

それと、「やらまい」はほぼ同列であるが「やりまい」は発言者が音頭取り(首謀)という勢いがある。

他には、「やりまい」だと断るに於いて明確な理由が求められるが「やらまい」だと不明瞭でも通る勢いの違いがあるのはこの場合でも同じ。

「やらまい。」と言われて「嫌。」とか「遠慮しとく。」などと答えても「あ、そう。」と引き下がってくれたりしてくれる事が多いが

「やりまい。」と言われて「嫌。」とか「遠慮しとく。」とか答えると「え~なんでよ。」と理由を訊かれたりして説明(言い訳)を求められる(食い下がられる)ことが多い。

まとめという訳ではないが、大雑把にいうと「やろうか」と「やろうよ」の違いみたいなもので「やろうか」=「やらまい」・「やろうよ」=「やりまい」といった感じであろうか。

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