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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

ばか不思議

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ばか不思議

遠州弁的言い回し

「ばかふしぎ」

「ばかふしぎ」を共通語に直すとき

「とても不思議」と訳すよりも(決して間違いではない)

「あらふしぎ」とした方がなんかニュアンスが近いような気がする。

「なんかさあ、ばかふしぎだいね。」だと「なんというか、あら不思議って感じだよね。」と訳すとなんかしっくりくる。

この場合の「ばか」は凄いとか大層とかいう大袈裟さを表わすものや理解不能とかいうよりもつかみどころがないという事を表わしているように思える。

もっとも不思議の奥行を表わしていると考えれば大層深いと言ってることになるが。でもそこまで深刻に不思議だと思っている感じでは使ってはいない。

「不思議」とか「えらく不思議」とかの方がよっぽど「訳が分からない」という勢いになる。

「あら不思議」以外だと「上手く言えない」・「理論立てて説明できない」といった訳にしても当てはまる場合が多い。

飛躍すれば「摩訶不思議」=「ばか不思議」と言えなくもないか。無論「摩訶」をどう変化させても「ばか」になる事は無く、単に偶然似てるというだけの事である。

使い方としては

朝財布に1000円入っていたのに夕方になったら800円に減ってた。

こういう場合に「ばか不思議やあ。なんで?」(使った覚えがないよ。どうしたんだろ。)といった風に使う。

目の前で超能力を見せつけられてという場合に

「ばか不思議やあ。なんで?」と発するとトリックが分からないと言ってる勢いと聞こえる。つまり胡散臭いと思ってる。これが「不思議だやあ。なんで?」と発すると現象に驚いてるという勢いに聞こえる。

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