遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁ま行
「まざる」・「まぜて」
遠州固有種とかではなくけっこうな地域で使われているものであろうが、遠州でも使うよということで。
というか共通語の範疇だろうな。
「仲間に入る」・「仲間に入れて」
という事なのであるが、これを漢字で表わすとなんになるんだろうというのを勘繰ってみる。
「混ざる」・「交ざる」
ここいら辺が妥当なところであろうか。まあ、「混ざる」だと人混みの中に潜り込むみたいな勢いを感じて「交ざる」は「人との交流を図る」みたいな勢いを感じるので
「交ざる」の方が適当と思えるところではあるか。もっとも辞書には「交ざる」の説明の中に混ざるとも書くとあるのでどっち使っても問題ないのであろうが。
「交わる」の変という勘繰り方が無難な線であろうか。
「まざる」(仲間に入る)の反対語は「はぶせ」(仲間から外れる・余る)になろうか。
漢字にすると多分「交ざる」と「省せ」。遠州弁における「はぶせ」は決して排他的な言い回しに限ったものでは無い。
例文
「ねえ、まぜてやあ。」
(ねえ私も参加させてよう。)
「二人一組だもんで一人だとはぶせんなるでもうひとり連れてこんと駄目だにい。」
(二人一組だから一人だと余りになってしまって参加できないからもう一人連れて来ないと参加できないよ。)
「じゃ探いてくるわ。」
(分かった。探してくる。)
「そうしい。」
(それが好いと思うよ。)
注、この場合選択肢は「じゃあ止める」というのと「じゃあ探してくる」のどちらかで、「そうしな。」というので止めるよりも探すのが賢明だと言っているのである。