遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁的言い回し
「みなし」
レベル 日常茶飯事レベル
耳で聞けばイントネーションが違うので勘違いすることはないのだが、文字で
「見なし運転した」と書くと
共通語での解釈ならば「見做し運転した」(見なし運転をした)ということになろうが
遠州弁では「見ないで運転した」つまり「わき見(よそ見)運転をした」と言っている事になる。
「なし」は別に見るに限った言い回しでは無く
「やりなし」(やらずに)・「しなし」(しないで)・「行きなし」(行かずに)・「動きなし」(動かずに)とかになる。
「いきなし」だと「いきなり」と勘違いされそうだ。「動きなし」は「動かないで」と言っているのだが「動き無し」とも勘違いされそうだなって・・・これについてはそう的外れでもないか。
「なし」は「ないで」と訳すのが無難であろう。ただし「やりなし」→「やりないで」といった風になるので「やり」を「やら」に変えないといけない。
「やりなし」→「やらなし」→「やらないで」
「しなし」はそのまま「しないで」でよい
「行きなし」→「行かなし」→「行かないで」
「動きなし」→「動かなし」→「動かないで」
「見しなし」→「見せなし」→「見せないで」
「見なし」はそのまま「見ないで」でよい
といった段階を踏んでの訳をしなければいけないんだろうかな。
ただし、「やりなし」と「やらなし」とでは実用に於いては微妙にニュアンスが異なるところもあって「やりなし」=「やらなし」とは言い切れないところもあるのであくまで思いつきであって正しいとは限らないのであしからず。