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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

もちくる その2

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もちくる その2

遠州弁的言い回し

「もちくる」

これも遠州弁の部類に属するのか?

(共通語だと思っており、そうは思ってないのだが)

「もちいく」(取りにいく)

というのが遠州弁なのだとしたら(そうは思っていないが)

「もちくる」

も遠州弁ということになるのであろうか(そうは思っていないが)。

意味は「取りに来る」。

「もちきた」で「取りに来た」

「もちいった」で「取りに行った」

「もち」はおそらく「持ち」と書けるんだろうかな。だからといって遠州弁では「持ち」=「取り」なのかと問われると、ん~微妙ではあるな。

「受け取り」を「受け持ち」と言うとか「取り入れ口」を「持ち入れ口」と言うなんて事は決してないのだからして。

「受け取りに来た」を「もちきた」と発するということで、「受け取り」=「もち」ということならそうかもといえるやもしれぬところ。

なんでこう言う様になったのかは無論知る由もない。って、くどいようだがそもそもこういう言い回しは別に遠州弁ではなく共通語(もしくは古い日本語)だろうがと思っている。根拠は無いが。

例文

「頼まれもん出来てるにい。あんたいつもちくるよを。」

  (頼まれてた物出来てるよ。で、いつ取りに来るの?)

「おとついもちいったけどまだ出来ちゃいんかったじゃん。」

  (おととい取りにいった時まだ出来てなかったじゃない。)

「あんたひゃあひゃあゆうもんであれからちゃっとやっただよっ。」

  (まだ出来てないの?って督促するから急いでやったのっ。)

「あっそう。悪かったねえ。そのうちもちいくでえ。」

  (ああそうなの。それは申し訳なかったねえ。近いうちに取りに伺うよ。)

後日

「おいでるう?おい、もちきたにい。」

  (居ますかあ。ねえ取りに来たよ。)

「そこんさあにあるで持ってって。」

  (そこにあるから持っていって。)

「ありがとねえ。もらってくにい。」

  (どうもありがとう。貰っていくから。)

「はいね。」

  (どうぞ。)

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