遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
遠州弁関連
イントネーションを伝えるのは難しい。
例えば「おいてくにい」
①語尾に行くほど強めに言えば→「おいていくからね、分かった?」
②凡て平坦で言えば→「おいていくので」
③「おい」+「てく」+「にい」でそれぞれ(お・て・に)を頭高で言えば→「おいていくよう」
此処に物を置きますよという「おい、ここおいてくにい」の場合
これは普通は②で訳は「ねえ、ここに置いていくんで(よろしくね)」とかいう風になる。
特に注意喚起という場合には③で「ちょおとを、ここに置いたから(忘れないでよ)」とかいう風になる。
①で発すると「ここに置いたからね。後は知らないよ。」みたいな感じになる。
次に、聞き分けのない子供に向かって「はあ、おいてくにい」の場合
苛立ってる状態なら①でほぼ脅し。訳さば「もう知らん。」(見放した)
②としたら冷静(冷酷)な印象を与える。冷たすぎて却って怖い。
③は注意喚起。訳さば「いい加減にしなさい。」
これが「にい」ではなく「に」だったらまた違ったニュアンスになるものであり説明比較するにはペーシが幾つあっても足らないので、まあぼちぼちオイオイと。
とまあこんな感じなのでおそらくは文字からだけだと色んな例文私の意図と違う解釈で文章を捉える方が必ずおられるであろうな。でも誤解を生まない解決策は浮かばない。
遠州弁関連
俗語と方言は紙一重
方言というのはある地域だけで使われる言い回しといったものであろうか。
俗語(俗表現)というのは辞書には載らない言葉という解釈も出来ようか。
辞書にはないということであれば方言も当然その部類に入るわけで
地元民でなければ(他所のひとにしてみれば)方言か俗語か区分する必要はないのかもしれない。
地元民であっても発してるそれが方言なのか俗語なのか分からないものもたくさんあろう。
そう思えるので、このブログでも俗語なのか方言なのかどっちなのか明確に区分しないで遠州(主に浜松)で日常発せられている表現を載せている。まあよく分からないのでという理由が大きいからでもあるが。
俗語は流行語程ではないにせよ一過性が強いもので暫くすれば誰も言わなくなるもので、方言はそれなりの年月の蓄積があるという違いがあるのかもしれないが。
実体験として明治・大正生まれの人は「づら・つら」の使い手で昭和以降は「じゃん・だら」の使い手が主流を占めるようになってるという変遷を体験してる身なので、方言と呼ばれていても案外一過性を感じたりもするところである。
それでも遠州弁の中には辞書には載ってないが古語辞典には載ってるような言い回しとかもけっこう普通に今してるというのがあるわけで、多少は古い言葉を長持ちさせてる方言と思えなくもない。
ということで新旧ごちゃまぜなところが遠州弁のいいとこであろうと納得するしかないのだが、私の遠州弁は昭和でほぼ止まっており決して最新のものではないという自覚があるくらい言葉は流れているのを実感するものである。
「めちゃ」も「めっさ」も私は使わない。「がんこ」か「えらい」で十分である。
最新を追ったら我を見失ってしまうだろうからクラシックと呼ばれようが自分の感じたままに遠州弁を探していってる次第。
で、タイトルのお題に戻るが、方言と俗語の境目なんて区別してないというかしようがない。というのが私の結論。
遠州弁関連
今と昔の遠州弁を並べてみる。
*共通語の「多分そうだろね。」
昔「多分そうづらね。」
今「多分そうだらね。」
*共通語「あんた見ただろ。」
昔「あんた見たづら。」
今「あんた見たら。」
「見ただろう」だと昔「見たづらあ」今「見たらあ」となる。
「見ただら」だと「見たであろう」で推測の意になって問い詰める感が弱くなりニュアンスが変わってしまう。
*共通語「とにかく今忙しいの!」
昔「なんしょかんしょ今あ忙しいだあ。」
今「なんしょ今忙しいだあ。」
「だあ」以外だと「だっ」・「でえ」
「忙しいんだから」だと昔「忙しいづらで」今「忙しいだで」。
「忙しいので」だと昔も今も「忙しいで」もしくは「忙しいだもんで」
ま、ここのポイントは「なんしょかんしょ」が「なんしょ」になってるという点。
遠州弁関連
例えば「見てみっかえ」
こういう言い回しは遠州弁でも使うか?
レベル 個人的意見
「そうしてみっかえ」。「そうしてみようかね」と言ってる訳だが
遠州弁的ということなら「そうしてみっけえ」・「そうしてみっか」・「そうしてみすか」などと言うのが普通っぽく、遠州弁的言い回しではないように思えるところ。
とは申せ使ってる人がいたりなんかするので意味も無い区分けであるが
「ほんとかえ」は「ほんとかや」・「ほんとにけえ」
「行くのかえ」は「行くだか?」・「行くのけえ」
「見てみっかえ」だと「見てみすかや」・「見てみっかや」・「見てみっけえ」
といった感じで「かや」・「けえ」を使う方が遠州弁らしく思えるものである。
「かえ」は遠州でも使われているものだが、どの地域が本家の言葉か分からないけど外来種っぽく感じるのは私だけなんだろうか。