遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁的言い回し
単なる言葉遊びです。
「おい、なにやってるよも~、ばばっちいでうっちゃっちゃいなっつってんじゃん。」
特に訳す必要もないと思われるので訳は略。というのもあれなのでほじくるように説明すると
「おい」でびっくりしてる様であると共に制止要求をも表わし「も~」で不快(苛立ち)を表わす。「つってんじゃん」は常日頃言ってるでしょというものである。なので
「ちょっとなにやってんの!まったくもう、汚いんだから捨てなさいっていつも言ってるでしょ?」
といった感じになる。(もう少し厳密にいえば「捨てなさい」というよりも「触るんじゃない」という事であるが。)
「おい」は威嚇を意味するものではないというのが遠州弁の特徴であろうか。しかも男女共に使うところも特徴ということらしい。
誰が誰に発しているのかはおおよその見当がつく言い回しであろう。母親が子供に対してである。これがじじばばの発するものなら
「あ~あ、○○ちゃん駄目じゃんかあ。ばばちいでちゃっとぽいしんとを。」
とかいった言い方になる。父親なら
「やあなにやってるだあ。どんぎたないだでうっちゃれやあ。」
もっと年齢が上がっての友人同士(つまりため)とかだったら
「やあ、きったねえなあやあ。どっかいってうっちゃってこいよなあ。」これは男表現。
「おい、きたないやあ。よそいって捨ててきてやあ。」とかが女表現。
全くの見ず知らずの子供に大人が注意するという状況なら
「おいボク、うっちゃっちゃいな。ばばちいに。」
とかいった感じとなろうか。あくまで一例である。
とまあ、このように発する年齢・立場によって言い回しは異なるものである。ってそんなのどこの方言も同じか。
例文音声はこちら