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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

「で」=「から」・「ので」 その2

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「で」=「から」・「ので」 その2

遠州弁的言い回し

「で」=「から」・「ので」

レベル 個人的意見

「で」=「から」・「ので」。

屁理屈からでなく感覚としてそう思えるというお話しの持ってきよう。

「だで」は「だから」と訳す。「そういうものだから」は「そうゆうもんだで」

「子供の笑顔が見たいからがんばる。」だと「子供ん笑顔見たいでがんばる。」となる。

少し外れるが「見たいだでがんばる」だと訳す上に於いては「見たいからがんばる」でいいのだが屁理屈的に解釈する上に於いて「見たいのだからがんばる」とするか「『見たい』だからがんばる」とすべきかは微妙なところ。

で、「で」=「ので」という考え方も出来る。こちらを取ると「の」が省略されたものが「で」という勘繰りが成り立つ。

「から」と「ので」の違いがよく分からん部分があって単に言い方のきつい・柔らかいというものではない風にも感じられるところであるがきつい・柔らかいでいけば「で」はどちらかといえば「から」というよりも柔らかい言い方の「ので」に近い感じがする。

しかしながら「で」でどちらもこなすと考えた方が自然な気がしないでもない。共通語は「から」と「ので」を使い分けているが遠州弁は「で」で凡てまかなっているという勘繰りも出来そうだ。

例文

「わし先行って見てくるで。」

「じゃあわしここで荷物準備しとくで。」

「ちゃっちゃとやっても時間余るだけだでのんびりやらまい。」

「やるこん先やっちゃった方が安気だらあ。」

「ちんたらやってる方が安気だけどなあ。」

「ちゃちゃっとやる癖付けといた方がいいに。」

「そうかねえ。」

「そうだよを。」

  (当然だろう。)

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