遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁的言い回し
「あんたねえ いくらしたと 思ってるよを」
まあ遠州弁と呼べるほどのものではないが日常よく聞く表現なので。
レベル 日常レベル
「あんたねえいくらしたと思ってるよを。」
特に訳す必要はないと思われるが使いどころとしては
「大事に扱え」・「粗末にするな」
という前置きの言い回しであるとともに
「有り難く思いなさい」・「人の好意をなんだと思ってる」
と露骨に言うには角がたつところをこう発して察しなさいと戒めてる際とかに使われる。
基本どちらにおいても「冗談じゃないわよ」という念が籠もっているものである。ただし一応むかっ腹を抑えてる勢いはある。
イントネーションは独特でかつ一種類で変化は無い。「よを」と表記しているが発音は「よお」である。「よう」ではない。
「あんたねえ」は「あのねえ」、「思ってるよを」は「思っているのさ」という意味をなしている。
「いくらした」の部分を挿げ替えて「どんくらいかかった」・「どれだけ苦労した」などいう事も可能である。「これ」をつけて「これいくらした」という言い方もよく使われる。「これ」を付すと無念さ(憮然さ)が増す勢いが付く。
個人差はあろうが、結構な破壊力が有り言われた方は窮する事が多い。これに反論するとなると「いいじゃん別にい」とか「うるさいなあ」などとかいう感情論に奔ることも多い。
例文
「あんたこないだ買ってきてやったのなんで着んよう。」
「なんかさああれ趣味じゃないだよね。」
「あんたねえいくらしたと思ってるよを。せっかく買っただで着にゃあもったないじゃん。」