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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

ねえる・ねえった その2

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ねえる・ねえった その2

遠州弁的言い回し

ねえる・ねえった

「ねえる」・「ねえった」。

これは「寝入る」・「寝入った」の「い」が「え」に変じた言い回しといえそうである。だからであろう「ねえいる」という言い方はしないし「ねえいった」だと「寝に行った」と判読される。

寝入るを辞書ひくと

自動詞五段活用、①深く眠って、少々の刺激では目を覚まさない状態になる。②商売の活気が無くなったり、俳優の演技などが人気を失ったりなどする。とある。

②の意は置いといて①の意は「寝付く」・「寝る」とどう違うのか

「寝付く」自動詞五段活用、①{床に入った人が}睡眠の状態に入る。②病気になって床に就く。

「寝る」自動詞下一段活用、①横になって休む。また、眠る。②商品や資金が動かない状態にある。③麹がよく出来た状態になる。④{柔道で}寝技をしかける。

とある。

遠州弁での「ねえる」は寝付くと寝入るの双方の意味使いで使われいそうな感じがする。ただし「起こすじゃない」といったそっとしとけという意味合いが付加されてる勢いがあるように見受けられる。

横になった・休んでるくらいでは「ねえる」とは言わず共通語と同様「ねる」もしくは「しんでる」と言う。

例文

「ちびは はあ寝ただ?」

「ぐっすりこんでえ。よう寝えってる。」

「明日の運動会で使うで新しいの欲しいっつってた運動靴買ってきただあ、ほんじゃあ起こいちゃかんなあ。」

「明日起きてからにすりゃいいじゃん。」

「あいつ寝ぼすけだで、起きたばっかじゃ有り難味が伝わらんだいね。」

「そりゃあ あんたも同じだでねえ。寝ぼけ同士じゃしまらんもんねえ。」

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